USBコントローラにルネサステクノロジ社製M66596を搭載し、ESPT、ESPT2等のCPUボードと組み合わせることで、USB2.0準拠のインターフェースを実現できます。
拡張ボードとして、同時に最大4枚の使用が可能です。ESPT-USB-HとESPT-USB-Dを同時に使用することにより、ホスト機能とデバイス機能を同時に要求するシステムにも対応できます。
ESPT、ESPT2のシリアルI/O機能、イーサネット機能と組み合わせることで、USB-シリアル変換、USB-イーサネット変換等の開発が可能になります。
組込み機器で導入が広まっているUSB2.0機能を各基板(ホスト評価用、デバイス評価用)1ch搭載しています。USBドライバとの組み合わせで、容易にUSB環境が構築できます。
本評価ボードはスタックでの接続が可能です。ホスト、デバイス両方の機能が必要な要求にも対応できます。最大スタック数は4枚です。
ESPT-USBは、ESPT(SH2-DSP)、ESPT2(SH3-DSP)、ESPT-Giga(SH4A/SH7763)評価予定*に標準搭載されている拡張コネクタにスタック接続するだけで、ハードウェア的な接続ができます。CPUの選択が可能で、開発ターゲットに近い環境で評価ができます。
ESPT、ESPT2と組み合わせてUSB機能を実現するために必要な、「Cente USB ミドルウェア」、「組込みOS NORTi ProfessionalⅡ」、「統合開発環境、HEW4」を同梱した、「ESPT-USB開発セット」を提供します。すぐに使えるプラットフォームとして、製品開発をスタートアップから強力にサポートします。
※クラスドライバは順次追加開発を予定しております。
※ESPTはCenteが提供するCenteミドルウェア標準の評価基板です。
ESPT-USB-H *1 | ESPT-USB-D *1 | |
対応ファンクション | ホスト | デバイス |
対応スピード | Hi-Speed 及び Full-Speed ※Low-Speedには非対応 |
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対応転送タイプ | コントロール転送 バルク転送 インタラプト転送 (High Bandwidthは非対応) アイソクロナス転送 (High Bandwidthは非対応) |
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エンドポイント数 | 8 ※ESPT-USB-Hの接続可能なデバイス数は1 |
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FIFO | 合計5Kbyte、1エンドポイントにつき2Kbyteまで | |
CPUバス 接続用コネクタ |
100pinコネクタ使用 アドレスバス、データバス、各制御線 ESPTシリーズ接続用 |
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DMAチャンネル | 最大2ch使用 | |
割り込み線 | 1本使用 | |
USBコネクタ | Aレセプタクル×1 | Bレセプタクル×1 |
電源入力 | 5V±5% *2 | 5V±5% *3 |
消費電流 | 最大200mA(+5V) ※デバイスへの給電分は含まない |
最大200mA(+5V) |
外形寸法 | 91(W)×55(D)×21mm(H) | |
質量 | 約30g (基板のみ) | |
環境条件 | 使用温度範囲 0 ~ 50℃ 保存温度範囲 -10 ~ 60℃ 使用湿度範囲 90%RH以下(結露しないこと) 保存湿度範囲 90%RH以下(結露しないこと) |
*1
ESPT-USB-H:ESPT-USB ホストコントローラ基板
ESPT-USB-D:ESPT-USBデバイスコントローラ基板
*2
ESPT-USB-Hの場合、USBコネクタから出力されるVBUS電源が5V±5%である必要があります。基板への電源入力から、スイッチICや配線抵抗などで多少の電圧降下がありますので、CON6(1pin)での電圧を確認してください。
(USB Specification-7.2.2 Voltage Drop Budget)
*3
ESPT-USB-Dの場合、バスパワードには非対応です。