USBコントローラにセイコーエプソン社製S2R72C05を採用し、ESPT、ESPT2等のCPUボードと組み合わせることで、USB2.0準拠のインターフェースを実現できます。
拡張ボードとして、同時に最大4枚の使用が可能です。同一基板上にAタイプレセプタクルとBタイプレセプタクル、2.5インチIDEコネクタを実装しており、S2R72C05の全ての機能を使用出来ます。
もちろん、USBホスト機能とデバイス機能を同時に要求するシステムにも対応できます。ESPT、ESPT2のシリアルI/O機能、イーサネット機能と組み合わせることで、USB-シリアル変換、USB-イーサネット変換等の開発が可能になります。
組込み機器で導入が広まっているUSB2.0機能を同一基板上で各(ホスト、デバイス)1ch搭載しています。USBドライバとの組み合わせで、容易にUSB環境が構築できます。
本評価ボードはスタックでの接続が可能です。多数のホスト、デバイス機能が必要な要求にも対応できます。最大スタック数は4枚です。
ESPT-USB-IDEは、ESPT(SH2-DSP)、ESPT2(SH3-DSP)、ESPT-Giga(SH4A/SH7763)評価予定*に標準搭載されている拡張コネクタにスタック接続するだけで、ハードウェア的な接続ができます。CPUの選択が可能で、開発ターゲットに近い環境で評価ができます。
ESPT、ESPT2と組み合わせてUSB機能を実現するために必要な、「USBドライバパッケージ、Cente USB2.0 Host Mass Storage for EPSON/Cente USB2.0 Device Mass Storage for EPSON」、「組込みOS、NORTi ProfessionalⅡ」、「統合開発環境、HEW4」を同梱した、「ESPT-USB開発セット」を提供します。
すぐに使えるプラットフォームとして、製品開発をスタートアップから強力にサポートします。
※クラスドライバは順次追加開発を予定しております。
※ESPTはCenteが提供するCenteミドルウェア標準の評価基板です。
対応ファンクション | USBホスト、USBデバイス(バスパワード非対応) |
IDE I/F | ATA/ATAPI6 ※付属ケーブルではUDMAモード2以下で使用可能(TBD) |
対応スピード | Hi-Speed、Full-Speed、Low-Speed (Low-SpeedはUSBホストのみ対応) |
対応転送タイプ | コントロール転送 バルク転送 インタラプト転送 アイソクロナス転送 |
エンドポイント数 | 6 |
FIFO | USB FIFO 4.5kByte Media FIFO 64Byte |
CPUバス 接続用コネクタ |
100pinコネクタ使用 アドレスバス、データバス、各制御線 ESPTシリーズ接続用 |
DMAチャンネル | 最大2ch使用 |
スイッチ | 4極DIPスイッチ(汎用として利用可能) |
割り込み線 | 1ch使用 |
USBコネクタ | Aレセプタクル×1 Bレセプタクル×1 |
IDEコネクタ | 2.5”IDE接続コネクタ (2mm pitch:44Pin) |
電源入力 | 5V±5% *1 (USBホスト、IDE I/F用) 3.3V±5% |
消費電流 | TBD |
外形寸法 | 91(W)×55(D)×21mm(H) |
質量 | 約35g (基板のみ) |
環境条件 | 使用温度範囲 0 ~ 50℃ 保存温度範囲 -10 ~ 60℃ 使用湿度範囲 90%RH以下(結露しないこと) 保存湿度範囲 90%RH以下(結露しないこと) |
*1
USBホスト、IDE I/F使用時はそれぞれの電源仕様を満たす必要があります。回路、配線抵抗による電圧降下に留意し、確認の上使用してください。