ESPT-SH7673は、次世代のSH-Etherシリーズとして、高度に進化したイーサネットコントローラとUSB2.0ホストの両機能を1チップ化したCPU、SH7673を搭載した組込み用途の名刺サイズのCPU基板です。
豊富な周辺機能を搭載していますので、ネットワーク接続機能を備えるデジタルAV機器やOA機器、FA機器等のCPUの評価はもちろんのこと、このまま既存製品に組み込んで使用することもできます。
※写真の無線LANモジュールは、オプション実装です。
※写真の無線LANモジュールは、サンプル品です。予告なく外見・製品仕様が変更される場合があります。
※写真中のメモリカードは、撮影用のサンプルです。製品には含まれていません。
ESPT-SH7673は、組込み機器で必要となる周辺機能が豊富に搭載されています。10/100Base-TXイーサネット、USB2.0ホスト、SDIOスロット、CompactFlashインターフェース、シリアル/パラレルを名刺サイズに凝縮して搭載しています。
さらにSH7673のCPUバス(32bit/100MHz)コネクタを搭載しており、他のデバイスの接続や、既存機器との接続性などを兼ね備えたCPU基板になっています。
ITRON開発環境として初の、小ロット対応の無線LANモジュールが搭載可能です。802.11b/g無線LAN環境への接続(Station/AdHoCモード)機能を十分に評価可能です。基板実装型無線LANモジュールはSDIOに接続されます。
※SDIOカードスロットと排他的選択になります。SDIOカードスロットとの同時使用はできません。
ESPT-SH7673に搭載するSH7673は、32ビットCPUコア「SH2A-FPU(200MHz)」で、480MIPSもの処理能力を実現しています。
高度に進化したイーサネットコントローラとUSB2.0ホスト機能を搭載し、更に暗号化通信等の高速化に有効なハードウェアIPSecエンジンを搭載しています。
SDIOインターフェースも搭載していますので、各種SDIO高速デバイスの接続やSDメモリカード等を扱うことができます。
ESPT-SH7673はCenteミドルウェアシリーズの動作確認用の標準評価CPUボードです。豊富なネットワークプロトコルスタックや、ファイルシステム、無線LANをはじめ、多数のデバイスドライバがすべて対応しています。
製品コンセプトは「そのまま組込むことが可能な構造・構成のハードウェア」ですので、試作品の開発から製品への搭載まで、幅広く応用できます。
CPU | SH7673(SH2A-FPUコア) システムクロック 196.608MHz バスクロック 98.304MHz 外部データバス:32bit幅 暗号化機能 SDHI機能搭載 |
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フラッシュメモリ | 8MByte(4M×16bit) |
SDRAM | 16MByte(1M×32bit×4banks) |
シリアル入出力 | 各4bit 入力:信号レベル3.3V CMOS、5Vトレラント 出力:オープンドレイン |
イーサネット | IEEE802.3u準拠 10/100Base-TX Auto-negotiation、Auto-MDIX対応 RJ45コネクタ(LED付) |
USB | USB Ver2.0準拠 ホスト:480Mbps、12Mbps、1.5Mbpsの転送レートに対応 |
RTC | バックアップ機能付き |
CFカード | JEIDA仕様Ver4.2(PCMCIA Rev2.1)準拠 メモリカード・I/Oカードに対応 カード供給電圧 3.3V/5V |
デバッグ用 コンソール |
SCIF・ch2使用(TX, RX, 3.3V, GND 3.3V CMOSレベル) |
H-UDI | ICE接続用(CPU直結。但し、コネクタ変換必要) |
拡張バスコネクタ | アドレス26bit、データ32bit、制御線など 120pinコネクタ (従来のESPT拡張バスコネクタとは非互換、データバス幅32bit) |
LED | 電源LED、CF電源LED、汎用LED |
周辺コネクタ | 3.3V供給 SDカードバス、SCIF・ch1(TX, RX, CTS, RTS, DTR, CD, RI 3.3V CMOSレベル) その他GPIO |
押しボタンスイッチ | ON:1 OFF:0 |
電源 | +5V±5% *1 |
外形寸法 | 91(W)×55(D)×23.1(H) mm (ただしコネクタ突出部を除く) |
重量 | 約55g(付属品、オプション品を含まず) |
*1
USBコネクタから出力されるVBUS電源が5V±5%である必要があります。