Cente FileSystem

複数ドライブに対しメタデータ保護機能を有効にするとメモリ破壊が起きる不具合について


発行番号: Cente101-0118
Rev: 第1版
発行日: 2023/03/31

【題名】
複数ドライブに対しメタデータ保護機能を有効にするとメモリ破壊が起きる不具合について

【適用製品】
Cente FileSystem Ver6.00 ~ Ver6.42

【影響API】
ini_journal, ini_journal_uni

【現象】
メタデータ保護機能を複数ドライブで有効にした状態で、
書込みAPIを実行するとメモリ破壊が起きます。

【原因】
メタデータ保護用の管理領域はドライブ毎に確保する必要があります。
本来であれば、ini_journal() の第一引数に指定するdrv_name(ドライブ名)
をもとに領域を確保するのが正しいですが、第3引数の feram_no の値によって
領域を確保する形になっておりました。
feram_no はVer6.00 以降未対応で 0 を指定する必要があるため、
drv_name ごとに領域を確保するように修正いたしました。

【回避方法】
・複数のドライブでメタデータ保護機能を有効にしない
・複数のドライブを使用する場合、feram_noの値をインクリメントする

Aドライブ feram_no = 0
Bドライブ feram_no = 1

■プログラムによる回避方法
修正ソースにつきましては、弊社サポートまでお問い合わせ下さい。