改版日 | 2019.04.17 |
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バージョン | Ver6.41 |
・メタデータ保護機能有効時に、コンパイルエラーが発生する不具合を修正(Cente障害情報:101-0096)
fs_cfg.hファイル内のLM_CHKDSK、LM_CHKDSK_UNIの両マクロを“0”の状態で、FS_JOURNALまたはFS_JOURNAL_UNIマクロを“1”に設定すると、コンパイルで“LMCHKDSK_TRUE未定義”エラーが検出される不具合を修正しました。
・パス検索時に失敗する不具合を修正(Cente障害情報:101-0097)
UNICODEで操作するrmdir_all_uni,dinfo_uni,readdir_wc_uni APIにおいて、CPUエンディアン(リトル/ビッグ)とFS_READDIR_UNI_ENDIANマクロの設定値の組み合わせによって、誤ったパス情報で処理してしまう不具合を修正しました。(「CT_NO_FILE:-3」または「CT_DRIVE_ERR:-12」エラーが発生します)
・エントリの削除を伴う既存ファイル/ディレクトリ操作時に破損クラスタが発生する不具合を修正(Cente障害情報:101-0098)
エントリの削除を伴う既存ファイル/ディレクトリ操作時にエントリ情報がクラスタを跨いでいると、検索と作成の両方の処理で2回FATチェーンを更新してしまう不具合を修正しました。
・readdir_wc,readdir_wc_uni実行時に正しく検索できない不具合を修正(Cente障害情報:101-0099)
readdir_wc,readdir_wc_uniによるワイルドカード検索時のファイル名比較処理において、不一致となるべきファイルが一致、一致となるべきファイルが不一致になってしまう不具合を修正しました。
・ARCHIVE属性以外のビットが立っている場合、ファイルと判定されない不具合を修正(Cente障害情報:101-0100)
rm_dir_all、rmdir_all_uni、dinfo、dinfo_uni、readdir_wc、readdir_wc_uniにおいて、ARCHIVE属性以外のビットが立っている場合にファイルと判定されない不具合を修正しました。
・高速fseek機能使用時、古いキャッシュ情報を読み出してしまう不具合を修正(Cente障害情報:101-0101)
高速fseek使用時において、シークバッファの設定後、chg_filelen()でファイルサイズを縮小すると、古いキャッシュ情報が残ってしまい、誤ったデータを読み出してしまう不具合を修正しました。
・readdir()実行時、NULLポインタアクセスしてしまう不具合を修正(Cente障害情報:101-0102)
opendir、opendir_uniの引数に“\”のみを指定した後の、readdir、readdir_uniの処理で、ST_DISK構造体に対するNULLチェックの処理が不足しており、NULLポインタアクセスが発生してしまう不具合を修正しました。
・メタデータ保護機能のJFS_SIG_DAMAGEエラー発生時の処理内容の改善
ini_journal、ini_journal_uni実行時にJFS_SIG_DAMAGEエラーによる管理ファイルの異常を検出した際、自動的に復旧が行えるように、内部で管理ファイルを削除する処理を追加しました。