・暗号・認証ライブラリをCente CryptoからCente Compact Cryptoに変更
CHAPで使用するMD5ライブラリをCente CryptoのものからCente Compact Cryptoのものに変更した。
・PPTPを削除
PPTPを非対応に変更。これに伴い、MS-CHAPv2、MPPEも非対応とした。
・認証失敗を繰り返すと発信できなくなる(Cente障害情報:003-0003)
PPPoE接続の場合、認証失敗で接続に失敗した場合、送信バッファの解放がされないことがあった。これを繰り返すことで送信バッファが枯渇し、以後発信できなくなることがあった。これを修正した。
・接続完了後、数分でPPPサーバから切断される(Cente障害情報:003-0004)
リトルエンディアン環境の場合、PPPサーバによっては接続完了後、数分で切断されてしまうことがあった。これを修正した。
・シリアルI/FのPPP接続の場合、まれにメモリ破壊が発生する(Cente障害情報:003-0005)
受信するデータの一部が欠けたり化けたりすることがある環境では、まれに受信バッファをオーバーして書き込みを行うメモリ破壊が発生することがあった。これを修正した。
・モデムの応答が正しくない場合への対応を強化
ATコマンドを送信し、それに対するモデムからの応答に従って動作するが、応答文字列が一時的に不正になるようなケースへの対応を強化した。
・その他改善
環境によってはワーニングが発生するコードがあったので修正した。
・Cente PPP Ver.1.00 – Ver.2.20
・Cente PPP Ver.1.00 – Ver.2.20
MiSPO社NORTi4対応
MiSPO社のOSNORTiVersion4に対応。
表記修正
「日立」の表記を「ルネサステクノロジ」に変更。
PPPoverEthernetに対応
PPPoverEthernetで発信、接続する機能を追加。
PPTPに対応
PPTPで発信、接続する機能を追加。
モデムでの着信に対応
モデムを介して、外部からPPP接続を受ける機能を追加。
MPPEに対応
PPPの暗号方式としてMPPEに対応。
CenteTCP/IPv4に対応
各種APIをCenteTCP/IPv4に準拠させた。
マルチチャネル対応
複数のI/Fを使って同時にPPP接続する機能を追加。
Cente共通モジュールバージョンアップ
Cente共通モジュールのバージョンアップ。
サンプルコードに全角スペースが入っていた
ctsio_api.cに全角スペースがあり、コンパイルできない状態だったので修正した。
LCPEchoによるリンクチェック機能を追加
定期的にLCPEcho-Requestを送信し、通信相手とPPPリンクが確立していることを確認する機能を追加した。
CHAP認証のとき、IDとパスワードが間違っていても接続できたように動作する
実際には接続できていないが、エラーコードが0で接続が完了したように動作することがあったので修正した。
PPPのタイマ動作間隔が不正
実行条件に不具合があり、1秒間隔で動作する必要があるタイマが1.1秒感覚で動作していたので修正した。
ネゴシエーション中に相手から切断されたときに接続できたように動作する
ネゴシエーション中に相手からLCPTRを受信すると正常切断と誤認識し、エラーコードが0で接続が完了したように動作していたので修正した。
ctkernelに対応
他OSへの移植性向上のため、iTRON4のAPI名と構造体名にプリフィックスを追加した。
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