Cente IPv6
・Cente TCP/IPv4部バージョンアップ
詳細はCente TCP/IPv4(Ver.1.34)改変履歴を参照のこと。
・プリフィックスを手動で設定できる機能を追加
デフォルトルータを手動で設定する際、プリフィックスも手動で設定可能とした。
・複数リンク環境でのDHCPv6使用
複数リンク環境で、同時に複数のリンクでDHCPv6を使用できるようにした。
・IPv6アドレス重複検査試行回数の設定が反映されない場合がある
getParam_IP6dad()によってCente IPv6に重複検査試行回数(DAD)を設定した際、正しく内部に反映されない場合があった。これを修正した。(Cente障害情報:002-0009)
・DHCPv6サーバと通信できなくなった場合に、取得した自IPv6アドレスを使い続けてしまう
DHCPv6で一度IPv6アドレスを取得した後、DHCPv6サーバがダウンするなどそれ以降通信できなくなった場合、リース時間を超えてアドレスが有効な状態のままになっていた。これを修正した。(Cente障害情報:002-0010)
・DHCPv6で複数のDNSサーバが取得できない
DHCPv6では自IPv6アドレスの他に、DNSサーバアドレスなども取得することが可能。しかし、DHCPv6サーバが複数のDNSサーバアドレスを通知しても、APIからは最初のDNSサーバアドレスしか取り出すことができない状態だった。これを修正した。(Cente障害情報:002-0011)
・FTPdを起動させているとき、IPv6でFTPcを使用するとコマンド実行が失敗してしまう
FTPdが起動しているとTCPポート番号21は着信のために使用している。ここで、FTPcのデータポートで使用するポート番号も21固定となっていたため、FTPcのコマンドが失敗していた。これを修正した。(Cente障害情報:002-0012)
・近隣者要請 (Neighbor Solicitation)実行中にリンクダウンさせると、通信できなくなることがある
IPv6パケットの送信に先だって近隣者要請が送信されるが、その応答を受信する前にEthernetケーブルを抜くなどI/Fをリンクダウンさせると、それ以降リンクアップさせても通信できなくなる場合があった。これを修正した。(Cente障害情報:002-0013)
・複数リンク環境で、あるI/Fをリンクダウンさせると他のI/Fも通信できなくなる場合がある
同時に複数I/Fを使用するマルチIP環境で使用している場合、どれかのI/FでEthernetケーブルを抜くなどI/Fをリンクダウンさせると、リンクアップ状態の他のI/Fも通信ができなくなる場合があった。これを修正した。(Cente障害情報:002-0014)
・DHCPv4の割り当てが完了しないと、DHCPv6の割り当ても完了しない
DHCPv4を実行している間、UDPモジュールがDHCPv4のみを受信する実装となっており、DHCPv6サーバからの応答を全て破棄していた。DHCPv4実行中もDHCPv6パケットを受信・処理できるよう修正した。(Cente障害情報:002-0015)
・DHCPv4のrenew/rebindに失敗すると、自IPv6アドレスが使用できなくなる
DHCPv4のrenew/rebindに対してDHCPサーバからNAKを受信した場合、DHCPv4を再起動させているが、その際、自IPv6アドレスもすべてクリアしてしまい、以後IPv6通信もできない状態になっていた。これを修正した。(Cente障害情報:002-0016)
・OSのサービスコールを直接呼び出している
get_mpfなどOSのサービスコールを直接呼び出している部分が残っていたので、全てctkernel経由に変更した。
・その他改善
コード上の軽微な改善を行った。