Cente Security FileSystemをリリースしました。
Cente Security FileSystem
この製品は、Cente FileSystemのオプションモジュールです。
- FATファイルシステムの暗号化モジュール
- 組込みファイルシステムの暗号/復号が可能
- セキュリティを重要視した組込み環境を想定
- FATの不正アクセスや記録データの改竄(かいざん)を防止
- OpenSSLライブラリを使用
- 暗号アルゴリズムとしてDES,3DES,AESに対応
- ハードウェア暗号エンジンにも対応可
- 共通鍵&ブロック暗号方式に対応
- PC上での暗号・復号ツール(Windowsアプリ)を付属
- CF,SDカードの他、NANDFlashメモリ上のデータも暗号化が可能
価格:210万円/プロジェクト限定ライセンス
※CenteFileSystemを含んだ価格です。
製品概要
Cente Security FileSystemは、CFメモリカードやSDメモリカードなどの記憶メディアを使用してFATファイルシステムによるデータの記録などを行う組込み機器において、記録データへの不正アクセスやデータの改竄(かいざん)などを防止するために、FATファイルシステムを暗号化し、組込み機器及び記録データの高セキュリティ化を実現するための、復号ソフトウェアモジュール(ミドルウェア)です。
本ミドルウェアはFATファイルをアクセスするユーザアプリケーションとFATファイルシステム(Cente FileSystem)の中間に位置して動作し、組込み機器内で暗号化したデータをWindowsPCで復号化、あるいはWindowsPCで暗号化したデータを組込み機器内での復号化します。
仕様・特長
- OpenSSLライブラリを使用
- 暗号アルゴリズムとしてDES、Triple-DES、AESに対応
- ハードウェアによる暗号化エンジンにも対応可
- 共通鍵&ブロック暗号方式に対応
- Cente FileSystem以外のファイルシステムでも使用可能
- ビック・リトル両エンディアンに対応
- PC上での暗号・復号ツール(Windowsアプリ)を付属
- CF,SDカードの他、NANDFlashメモリ上のデータも暗号化が可能
製品構成
- Security FileSystemプログラム本体(ソースコード)
- OpenSSLライブラリ(暗号アルゴリズムのソースコード)
- 暗号/復号Windowsアプリケーションソフト
- 日本語マニュアル(英語版は無し)
- 各種CPU基板用の起動サンプル(BSP)
BSPサンプルについて
SH2,3,4シリーズ,V850シリーズ,各種ARM7,9,11シリーズなど多くの組込みCPUでの動作実績があります。最新の情報など詳しい内容はお問合せください。
API関数一覧
efs_fopen |
暗号ファイルをオープン(全てバイナリモード) |
efs_fclose |
暗号ファイルをクローズ |
efs_fread |
ファイルから、指定したバッファにデータを復号入力 |
efs_fwrite |
メモリ領域からファイルにデータを暗号出力 |
プログラムサイズ
- Cente SecurityFileSystem + DES, 3DES, AESアルゴリズムの合計
- ROM領域 コード: 12502byte 定数: 14632byte
- RAM領域 200byte 1ファイルにつき ……. +1448byte