発行番号: Cente101-0115
Rev: 第1版
発行日: 2022/05/02
【題名】
ログ管理チェックディスク機能の有効/無効設定組合せによる誤処理について
【適用製品】
Cente FileSystem Ver6.40 ~ Ver6.42
【影響API】
ini_lmchkdsk、ini_lmchkdsk_uni、fclose、fflush、fputc、fputs、fwrite、rename、rename_uni、remove、remove_uni、move、move_uni、chg_attr、chg_attr_uni、chg_attrfp、chg_tstamp_uni、chg_tstampfp、chg_filelen
【現象】
LM_CHKDSK(LM_CHKDSK_UNI)マクロを有効(1)に設定した場合、
ini_lmchkdsk(ini_lmchkdsk_uni)を実行していないドライブは、
無効(0)に設定した際と同じ動作になるべきですが、
ログ管理チェックディスク機能の一部の処理が動作してしまい、APIの処理速度が遅くなることがあります。
また合わせてキャッシュ機能有効で且つSAVE_CACHEマクロを無効(0)に設定した場合は、
ini_lmchkdsk(ini_lmchkdsk_uni)を実行したドライブにおいて、
API内部でエラーを検出できずにAPIから正常(0)が戻されてしまうことや、
「-301 管理領域破損エラー」が戻される可能性があります。
【原因】
ログ管理チェックディスク機能有効時は、FileSystem内部で管理しているフラグ情報により
ドライブ毎に機能が有効/無効かを判断していますが、フラグ情報を参照する処理が抜けている箇所があり、
無効ドライブに対してもログ管理チェックディスクの処理が一部動作しておりました。
またSAVE_CACHEマクロを無効(0)に設定した場合の処理において、エラー判定処理が抜けている箇所があり、
正常/異常を正しく戻すことができておりませんでした。またセーブキャッシュが行われず、
メモリデバイスに「LMREPAIR」のログ管理ファイルを正しく作成することができておりませんでした。
【回避方法】
修正ソースにつきましては、弊社サポートまでお問い合わせ下さい。